予防について

ノミ・マダニについて

ノミ・マダニ予防は、健康を守るために非常に重要です。
ノミやマダニは、皮膚病や感染症を引き起こすだけでなく、寄生虫や病原菌を媒介することがあります。予防には、定期的な駆虫薬の使用が効果的です。

さらに、散歩後の体のチェックや、家の中の清潔を保つことも予防に役立ちます。定期的な獣医師の診察で、効果的な予防方法を相談しましょう。

予防方法:滴下タイプ・飲み薬

フィラリアについて

犬・猫のフィラリア予防は、心臓や肺に深刻な影響を与えるフィラリア症を防ぐために非常に重要です。フィラリアは、蚊を媒介にして犬や猫の体内に入り、心臓や血管に寄生します。予防には、定期的なフィラリア予防薬の投与が効果的です。

特に蚊が活発に活動する季節には、予防薬を忘れずに投与することが大切です。猫の場合もフィラリア症を引き起こすことがあり、適切な予防を行うことが求められます。定期的な獣医師の診察を受け、予防薬を適切に使用することが、フィラリア症の予防につながります。

予防方法:滴下タイプ・飲み薬

ワクチンについて

狂犬病ワクチンと混合ワクチンがあります。

狂犬病ワクチンの重要性

狂犬病は人間を含むすべての哺乳類に感染する致命的なウイルス性疾患で、感染した動物が噛むことによって広がります。犬は狂犬病の主な感染源とされており、生後91日以上の犬は、年1回の狂犬病ワクチンの接種が義務付けられています。

このワクチンは、動物自身を守るだけでなく、人間への感染を防ぐためにも非常に重要です。狂犬病ワクチンは、犬の健康と地域社会の安全を守るために欠かせません。

混合ワクチンの重要性

混合ワクチンは、犬猫に複数の病気に対する免疫を一度に付けるワクチンで、犬の場合、パルボウイルス、犬ジステンパー、伝染性肝炎、犬アデノウイルスなど、猫の場合、猫ウイルス性鼻気管炎、猫汎白血球減少症、猫カリシウイルスなどが含まれています。

これらの病気は、感染すると重篤な症状を引き起こし、治療が遅れると命に関わることもあります。混合ワクチンはこれらの病気から犬猫を守るため、特に子犬や子猫に対して重要です。定期的なワクチン接種で、動物の健康を守り、病気の広がりを防ぐことができます。

混合ワクチン
接種タイミング

犬の場合

  1. 子犬の場合:8週齢から開始します。通常、1回目の接種は8週齢で、2回目は10〜12週齢、3回目は14〜16週齢で行います。この3回の接種で免疫がしっかりとつくようになります。
  2. 成犬の場合:初回接種後、1年後に1回目の追加接種を行い、その後は毎年または3年に1回の間隔で予防接種を続けます。地域によっては、狂犬病ワクチンが義務づけられているため、狂犬病予防接種も合わせて行います。

猫の場合

  1. 子猫の場合:8週齢から接種を始めます。1回目の接種は8週齢、2回目は12週齢、3回目は16週齢で行います。猫は基本的に2回の接種で免疫が完成します。
  2. 成猫の場合:1年後に1回目の追加接種を行い、その後は毎年または3年に1回の間隔で予防接種を続けます。
混合ワクチン
接種タイミング
接種後は、動物の体調に注意を払い、何らかの異常が見られる場合はすぐに獣医師に相談ください。ワクチンの副作用としては、軽い発熱や食欲不振、注射部位の腫れなどが一時的に見られることがありますが、通常は数日以内に回復します。